花瓶：パリッシー

Vase « PALISSY » パリッシー

1926年にリリースされた花瓶「パリッシー」。別名「エスカルゴ」とも呼ばれる作品で、作品表面には、ランダムに配置された「カタツムリ」がデザインされている。 カタツムリはサイズがそれぞれ異なり、向きも一定方向ではないため、光の反射を様々に表現しています。

オパルセントガラスを基本とし型吹き成型で作成された花瓶で、型吹き×オパルセント特有の白発色の強い個体。モチーフを鋳型で表現し、型吹きながらも非常に美しい型のラインが出ています。どこかアール・ヌーヴォーの名残を感じさせる写実的な表現でユニークなモチーフが表現されています。

作品タイトルはBernard Palissy 　ベルナール・パリッシー　(1510 - 1589)というフランスの陶芸家から名をとったと言われています。彼は好んでカニやロブスター、魚、カタツムリなどの自然主義的なモチーフを使いました。 傾向としてはクリアガラスの作品が多く流通しており、オパルセントガラスの個体は非常に珍しいです。近年なかなか入荷がありませんでした。

レゾネno.980

価格帯：7０万円～80万円前後

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