- Name
- インコ (A)
- Category
- 鉢&皿Bols Et Plateaux
- Year
- 1931年
- Material
- オパルセントガラス、ブルーパチネ彩、プレス成型
- Dimensions
- H: 10.2 × W: 24.6 × D: 24.6 (cm)
- Signature
- R. LALIQUE(ステンシル)
- Price
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作品の販売価格についてはお問合わせください Coupe « PERRUCHES » インコ
1931年にリリースされた装飾鉢「インコ」。20羽のインコが連続的に描かれたデザインで、アール・デコ期に流行したエキゾチックなモチーフとしてインコが用いられました。中でも仲睦まじいセキセイインコのモチーフは夫婦円満のしるしとして好まれていたようです。インコの合間のデザインには桜?か梅のようなお花のデザインがあしらわれ、それも相まってさらにエキゾチックな雰囲気に仕上がっています。
光沢のあるオパルセントガラスを基本としプレス成型で作成された花瓶で、プレス成型特有のガラスの厚みのある部分に濃い乳白の発色が出ています。クリア仕上げとフロスト加工のコンビネーションで美しい陰影が出ています。
使用感はほぼなく非常に良いコンディションです。この作品は底部の擦り傷が多いものが出やすいですが、多少のスレはあるものの非常に良いコンディションです。プレス成型特有のどっしりとした安定感のある作品で、ラリックの装飾鉢作品群の中では中型に該当し、テーブルのセンターピースやサイドボードなどの大型家具の上に単体で飾っていただいても飾り映えするお品です。
ラリックの作品群の中では動物モチーフが度々登場してきますが、デザインした年代によって写実的であったり、アール・デコスタイルにデフォルメされていたりと様々です。1930年代に入ると動物モチーフを連続的に描いて幾何学モチーフに昇華していく手法がとられるようになりますが、そのはしりのデザインではないかと思われます。
ラリックを代表とするアイコニックな作品で、花瓶「セイロン」と共に当社でも人気のある作品です。
レゾネno.382
価格帯:120万円~140万円前後
※詳細のプライスに関しましては別途お問い合わせくださいませ。
レゾネNo.419