鉢＆皿：朝顔 （イエローオパルセントA）

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1921年にリリースされた装飾鉢「朝顔」。ユニークな形状をした鉢で、朝顔の花が3つ寄り添うようにデザインされ、3本それぞれの花芯が下まで伸びた3脚鉢の仕上がりとなっています。オパルセントガラスの色味と器型のせいもあってか、どこか浮遊感のある涼しげなデザイン。こちらの作品はオパルセントガラスを主成分とし、イエローガラスを掛け合わせたイエローオパルセントというカラーです。

光沢のあるオパルセントガラスを基本としプレス成型で作成された花瓶で、プレス成型特有のガラスの厚みのある部分に濃い乳白の発色が出ています。器型の縁部分にはイエローガラスが強く出ており、色の濃い部分と薄い部分とで色のコンストラストが出て非常に美しい仕上がり。さらにクリア仕上げとフロスト加工のコンビネーションで美しい陰影が出ています。

使用感はほぼなく非常に良いコンディションです。この作品は内部のガラス表面に摩耗よる曇りが出やすいですが、そういった形跡もなく光沢感があって非常に美しいです。プレス成型特有のしっかりとした厚みのある作品で、小振りながらもインパクトのある作品。コーヒーテーブルやサイドテーブルに飾って頂いたり、置き場所を選びません。

アール・ヌーヴォーの名残を感じさせる写実的な表現で、どこかジャポニズムも感じさせる作品。ラリックの装飾鉢シリーズの中ではユリ鉢と共に人気のある作品です。

 

レゾネno.383

 

価格帯：20万円～30万円前後

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