花瓶：サン・フランソワ

Vase « SAINT-FRANÇOIS » サン・フランソワ

1930年にリリースされた花瓶「サン・フランソワ」。雀をモチーフにした作品で、カボション状に冬のふくらスズメのようなころんとした愛らしいスズメがデザインされ、ボディ部分には葉がデザインされたお品。作品タイトルは鳥と会話できたと伝えられるキリスト教の聖人「サン・フランソワ」にちなんで命名されたと言われています。スズメのカボションデザインは一辺倒ではなく、表情や顔の向きなど細かに変えられており、見る面を変えても楽しんで頂くことができます。

オパルセントガラスを基本としプレス成型で作成された花瓶で、プレス成型特有のガラスの厚みのある部分に濃いブルーの発色が出ています。クリア仕上げとフロスト加工のコンビネーションでパチネ彩色を施しているため美しい陰影が出ています。

底部の若干のスレはありますが、内部のガラス質は綺麗な状態で、花瓶としてして使用された形成はほぼ見当たりません。非常に良いコンディションです。プレス成型特有のどっしりとした安定感のある花瓶。ラリックの花瓶作品群の中では中型に該当し、サイドボードなどの大型家具の上に単体で飾っていただいても飾り映えするお品です。

 

レゾネno.1055

 

価格帯：75万円～85万円前後

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