- Name
- ダリア
- Category
- 花瓶Vases
- Year
- 1923年
- Material
- クリア&フロストガラス、型吹き成型、黒エナメル彩色、ブルーパチネ彩色
- Dimensions
- H: 12.8 × W: 13.3 × D: 13.3 (cm)
- Signature
- R.LALIQUE (鋳型陽刻)
- Price
-
Sold out
売約済 - 新規入荷はお問合わせください Vase « DAHLIAS » ダリア
1923年にリリースされた花瓶「ダリア」。ダリアはどちらかというと西洋的なモチーフで、華やかな印象のあるお花ですが、ラリックの手にかかると彼の初期作品特有のいぶし銀のスタイルに。どこかジャポニズムを感じさせるような仕上がりです。クリアガラスを基本素材としてフロスト加工を施した部分にパチネ彩色を。花芯部分の黒のエナメル彩色が良いアクセントになっています。型吹き成型の作成でありますのでそれほど重量はなく、取り回しのしやすい花瓶かと思います。これまでの仕入れの傾向でいうとセピアなどの暖色系のカラーが多かったですが、今回は涼しげなブルーパチネ彩色のモデルです。
ラリック作品を統計的にみるとエナメル彩色が施された作品はそれほど多くなく、珍しい仕上げの作品です。当作品はオパルセントガラスのモデルは存在しなく、クリア&フロストガラスにパチネ彩色が施された作品のみが流通しています。
ダリアはフランスでは割り合いポピュラーな花で、夏時期にはフランス郊外の住宅の庭でもよく見かけます。ラリックも好んで使っていたモチーフで、この花瓶だけでなく装飾鉢や香水瓶、蓋物、天井灯など様々な形態で登場するモチーフです。
使用感はほぼ見当たりません。クリアガラスの花瓶モデルは使用感が激しいと花瓶内部に白濁が残っていることが多いですが、そういった形跡はなく非常に良いコンディションです。恐らくですが花を生けることなく、飾って楽しまれていたのではないかと思われます。
レゾネによると花瓶の原型モデル原案は ''Suzanne Lalique'' スザンヌ・ラリック によるものであると記載があります。
花活けの際にはそれほど盛り込まず、枝振りの面白い枝物の花材なんかがよく合うのではないでしょうか。
レゾネno.938
価格帯:55万円~60万円前後
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