Name
泉の精
Category
デスクウェアArticles De Bureau
Year
1925年
Material
クリア&フロストガラス、プレス成型
Dimensions
H: 11.3 × W: 9 × D: 9 (cm)
Signature
R.Lalique (手彫り)
Price
Contact for price
作品の販売価格についてはお問合わせください

Cendrier rond « STATUETTE DE LA FONTAINE» 1925年 レゾネno.288

ラリックが1925年にデザインを手がけた''STATUETTE DE LA FONTAINE'' 「泉の精 カリオペ」をデザインした灰皿。ピントレイシリーズの中では最も有名で代表的な作品といってまず間違いないでしょう。1925年のパリ万博「アール・デコ博覧会」のラリックのメイン出品作品の一つである噴水塔≪フランスの水源≫に取り付けられた女神の立像≪カリオペ≫をスケールダウンし、記念品として作成した特別な灰皿です。噴水塔に安置されていたカリオペの立像は高さ60cm弱ありますので飾るにも運ぶにもかなり大変ですが、スケールダウンされたこのピントレイは万博の記念品としてまさに相応しいお品でしょう。丸型皿タイプのピントレイで彫像モチーフの作品は泉の精の他には「聖オディール」が作成されたのみです。

サインは手彫りの個体ですので1930年に入るまでに製造されたお品と思われます。

 

【ラリック作品におけるピントレイについて】
インク瓶や印章、灰皿などのデスクまわりの小物類は昔から男性向けの趣味的アイテムとして工芸家が制作に力を注ぎ、コレクションの対象になっていました。丸い受け皿の中心に人物や動物の小彫刻を溶着した灰皿は、当時のラリック社オリジナルの形状で、モチーフを変えて30種程のモデルがデザインされました。所謂「灰皿」然とした形状ではなく、どこか愛らしさを感じるこれらの灰皿は一説によると女性向けにデザインされたとも言われています。1920年代頃、女性が社会進出をしていく中、働く女性がタバコを嗜むようになり、女性顧客にも親しんでもらいやすいデザインを考案したのではないでしょうか。

この作品へのお問い合わせRequest Information

    name *

    mail address *

    Address

    phone number

    request

    message

    * お名前とメールアドレスは必ずご記入ください。
    ご質問の内容によって、回答にお時間をいただく場合があります。あらかじめご了承ください。

    お問合せありがとうございます。

    ご返答までお時間を頂く場合があります。

    予めご了承ください。